2010年07月10日
おばあちゃん。
私は幸せなことに父方・母方の祖母が健在です。
今日はその父方の祖母のお話を。
かなり痴呆が入っている祖母88歳。
しょっちゅう不思議なことをやっております。
今日母から「お中元届いたよ~」の電話とともに
ついでに聞いた祖母の近況
そのお中元が届いたときどうも祖母が受け取ったらしいんですが
クール便だったので配達の方が
「冷蔵庫に入れておいてくださいね」
と一言添えてくださったんだと思います。
そうなると祖母の頭の中は
とにかくこの箱を冷蔵庫の中に入れなければ!
でいっぱいになったんだと思います。
しかしタイミング悪く(いやいつもか。お母さん、冷蔵庫の中身の整理した方がいいと思うよ)
冷蔵庫は満杯。
中身は飫肥天なんで少々放置してても大丈夫なんですが
どうにかして冷蔵庫に入れないとと必死の祖母。
考えた挙句、自分のデイサービスに行く時のバッグに
冷蔵庫の中身を移し 箱を冷蔵庫へ。
ばあちゃん的には任務完了。
仕事から帰宅した母は着替えを洗おうとバッグを見たら
どう考えても自分ちの冷蔵庫の中に入ってたものが…
で、冷蔵庫開けたら箱が鎮座。
これですべてを理解したのでした~
先日は参院選の不在者投票に祖母を連れていったそう。
選挙だからおおっぴらにだれに投票したとか言えないのに
不安な祖母は何度も
「かずちゃん(←母の名)、誰に入れたらいいん?」
と聞いてくるそう。
そういや数年前まで老人ホームに勤務してた伯母が
同じようにお年寄りたちを不在者投票に連れて行ったら
「Kさん、あたしゃあんたに本当に世話になっとるから
あんたが言う人に投票するけんな。
誰に入れたらええんぞな?
遠慮せずにはよゆうてな!」
と叫び続け、立会人の人たちが笑いをこらえるのに必死だったとか。
じいちゃん・ばあちゃんには選挙はよくわからんのやろな~
そんな伯母は祖母の事を
「ちほうこうむいん」と呼んでおります。
「ちほう」=「痴呆」
「こうむいん」=「年金受給なので国からお金もらってる」
朝炊き立てのご飯をせっせと飼ってるわんこに運び
昼に食べようと思ったらジャーがからっぽになってたり
養命酒飲み過ぎて酔っぱらったり(←いける口らしい)
私たちが帰省中、子どもたちのおやつを本気で狙ってたり
(というか隙を狙って食べ子供たちに怒られてる。が、本人はすっとぼける)
独身時代の私の部屋の汚さに我慢できず片付けるものの
ヴィトンのバッグをペチャンコに折りたたんで下着と一緒にしまってみたり
10秒前に行ったことをあっという間に忘れて何十回も質問してきたり
介護してる母はほんと大変。。。
祖母は『母、命』なので
姿が見えなくなると夜だろうが雨が降っていようが
延々探しに行きます。(いわゆる徘徊)
大変だし腹の立つこともたくさんあるけど
あの生きていくのも大変な時代に
亡き祖父と一緒に6人の子供を育て上げた祖母。
頑張った分、今わがままやってるのかな~
だんだんと痴呆が進んできて
孫たちもだんだんと寄り付かなくなってきた感じですが
小さいころから一緒にいた祖母です。
ちゃんと恩返ししていかなきゃなぁ…と思う日々です。
離れてるからこそ感じるのかもしれないけど。
そういった姿勢を子どもたちにもちゃんとみせていかないと。
いくら言葉で「お年寄りを大切に」なんて言っても
行動が伴ってないと伝わらないもんね。
うちの子供たちにとってはひいおばあちゃん。
曾おばあちゃんと過ごせるってこれまた幸せなことだよね。
もう90歳近いからいつ何があるかわからないけど
できるだけたくさん一緒に過ごしたいと思います。
もちろん母方の祖母ともね。
今日はその父方の祖母のお話を。
かなり痴呆が入っている祖母88歳。
しょっちゅう不思議なことをやっております。
今日母から「お中元届いたよ~」の電話とともに
ついでに聞いた祖母の近況
そのお中元が届いたときどうも祖母が受け取ったらしいんですが
クール便だったので配達の方が
「冷蔵庫に入れておいてくださいね」
と一言添えてくださったんだと思います。
そうなると祖母の頭の中は
とにかくこの箱を冷蔵庫の中に入れなければ!
でいっぱいになったんだと思います。
しかしタイミング悪く(いやいつもか。お母さん、冷蔵庫の中身の整理した方がいいと思うよ)
冷蔵庫は満杯。
中身は飫肥天なんで少々放置してても大丈夫なんですが
どうにかして冷蔵庫に入れないとと必死の祖母。
考えた挙句、自分のデイサービスに行く時のバッグに
冷蔵庫の中身を移し 箱を冷蔵庫へ。
ばあちゃん的には任務完了。
仕事から帰宅した母は着替えを洗おうとバッグを見たら
どう考えても自分ちの冷蔵庫の中に入ってたものが…
で、冷蔵庫開けたら箱が鎮座。
これですべてを理解したのでした~
先日は参院選の不在者投票に祖母を連れていったそう。
選挙だからおおっぴらにだれに投票したとか言えないのに
不安な祖母は何度も
「かずちゃん(←母の名)、誰に入れたらいいん?」
と聞いてくるそう。
そういや数年前まで老人ホームに勤務してた伯母が
同じようにお年寄りたちを不在者投票に連れて行ったら
「Kさん、あたしゃあんたに本当に世話になっとるから
あんたが言う人に投票するけんな。
誰に入れたらええんぞな?
遠慮せずにはよゆうてな!」
と叫び続け、立会人の人たちが笑いをこらえるのに必死だったとか。
じいちゃん・ばあちゃんには選挙はよくわからんのやろな~
そんな伯母は祖母の事を
「ちほうこうむいん」と呼んでおります。
「ちほう」=「痴呆」
「こうむいん」=「年金受給なので国からお金もらってる」
朝炊き立てのご飯をせっせと飼ってるわんこに運び
昼に食べようと思ったらジャーがからっぽになってたり
養命酒飲み過ぎて酔っぱらったり(←いける口らしい)
私たちが帰省中、子どもたちのおやつを本気で狙ってたり
(というか隙を狙って食べ子供たちに怒られてる。が、本人はすっとぼける)
独身時代の私の部屋の汚さに我慢できず片付けるものの
ヴィトンのバッグをペチャンコに折りたたんで下着と一緒にしまってみたり
10秒前に行ったことをあっという間に忘れて何十回も質問してきたり
介護してる母はほんと大変。。。
祖母は『母、命』なので
姿が見えなくなると夜だろうが雨が降っていようが
延々探しに行きます。(いわゆる徘徊)
大変だし腹の立つこともたくさんあるけど
あの生きていくのも大変な時代に
亡き祖父と一緒に6人の子供を育て上げた祖母。
頑張った分、今わがままやってるのかな~
だんだんと痴呆が進んできて
孫たちもだんだんと寄り付かなくなってきた感じですが
小さいころから一緒にいた祖母です。
ちゃんと恩返ししていかなきゃなぁ…と思う日々です。
離れてるからこそ感じるのかもしれないけど。
そういった姿勢を子どもたちにもちゃんとみせていかないと。
いくら言葉で「お年寄りを大切に」なんて言っても
行動が伴ってないと伝わらないもんね。
うちの子供たちにとってはひいおばあちゃん。
曾おばあちゃんと過ごせるってこれまた幸せなことだよね。
もう90歳近いからいつ何があるかわからないけど
できるだけたくさん一緒に過ごしたいと思います。
もちろん母方の祖母ともね。